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御堂筋の銀杏並木が一段と黄葉してきた。今年の冬は暖冬であるためか昨年と比べまだまだ銀杏の落葉は遅い。
しかし昨日の雨で落ちた葉っぱが舗道を久しぶりに黄金の道にしている。 この雨でぬれたイチョウの葉をはき取るのが結構疲れる。 ところで今年気づいたことであるが、ギンナンの実が意外と少なかった。 それは私が御堂筋が変わりつつあることに気づいていなかったからだ。 銀杏は雄木と雌木とある。秋にギンナンの実を付けるのは雌木である。 その雌木を実のならない雄木に植え替えられていっているのだ。 それと言うのも、ギンナンの実の悪臭のせいである。 毎年のギンナン落しのイベントも行われ、落とされたギンナンも回収されている。 しかし完全には回収は無理だ。残ったギンナンを歩行者が踏んだあときつい悪臭がする。また車のスリップの原因になるという理由からである。 もう何年かすれば、御堂筋では秋の風物、ギンナンも見られなくなるだろう。 ちょっと寂しい思いがする。 御堂筋の銀杏も男(雄木)ばかりになって「つまらない」と言っているかも。 親の勝手で男女の仲を引き裂いてうまくいったためしがない。 植物も同じではないか。人間の都合で自然の理を潰して良いのだろか。やっぱりバランスが大事だ。そんな思いをしながら木枯らしが吹くたびいっせいに落葉する中を竹ぼうきではいてはまたイチョウの葉が舗道を黄金に染めていくのである。
by shikanko
| 2006-12-10 18:09
| 社長ブログ
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