OLで込む時間を避け、昼下がりふらっと街角のレストランに入った。
店へ入ると、小柄な丸顔のウエイトレスが「いらっしゃいませ」「おたばこ、お吸いになられますか」と尋ねてきた。「吸わない」と答えると「どうぞこちらへ」と案内された。 テーブル席に着くと早速メニューを見せられ、とんかつ定食を頼んだ。 しばらくして料理が運ばれてきた。「どうぞごゆっくりおめしあがりください。」と言って離れた。 料理を待つ間も、ひっきりなしにお客がはいってくる。ウエイトレスは笑顔でテキパキ接客している。なかなか気持ちいい店である。 ごはんのお代わりを頼んだ。すぐにウエイトレスが来てその気持ちの良い応対に「はっと」させられた。 というのはお代わりは別途料金かもというこちらの気持ちを、さらっと「並にしましょうか、大盛りにしましょうか。」と、さらに「キャベツもいかかですか。」と間合い良く聞いて来た。 私は「並でお願いします。キャベツも」と答えた。 それを聞いてそのウエイトレスは厨房にいる従業員に注文を伝えていた。その返事が「はい。喜んで」と返ってきた。 話しは変わるが、しかん香も人から頼まれたら返事は「はい。喜んで」と答えるようにしている。私の発案でこの挨拶をするようになった。しかし初めは社員から少し抵抗はあった。宝石店でお客様に「はい、喜んで」は少し不適切ではとクレームが付き社内で用事を頼まれたときに使っている。 「接客」は、どんな商売でもその店の料理(商品)より以上に大切である。 有名店で、マニュアル通りに接客を行っているところもあるが、なにか心に響かない。 これは言うは易し、行うは難しである。 社内で教育したり、研修会に行かせたりするが、思うようにいかない。 尽きるところ、接客の良さは、その人の感性によるところ大きいと思える。 しかし「接客」の良さがその店が繁盛店になるかの一番の要素といえる。 ならば繁盛店になるには、どうすればよいか、やっぱり店主自ら感性を高めること、変わらなければならないということです。 リーダーが変われば社風も変わり社員も変わる。これは家庭でも同じことが言えるのではないでしょうか。 自分のことより相手を思う。「おもいやりの心」を育てて行きたいものです。 今日のランチは、美味しかった。
by shikanko
| 2006-11-17 18:17
| 社長ブログ
|
ファン申請 |
||