今日の朝、テレビをつけると寿美花代さんが出ておられた。彼女は元宝塚の男役でトップスターだったことは、誰もが知っておられることだろう。
しかし私には元東宝のスター俳優、高嶋忠雄さんの奥さんというイメージが強い。 それと言うのも、高嶋忠雄さんがうつ病で闘病されていたことを知っていたからだ。 私の周りにもうつ病になっておられた方がいる。身近に闘病されている姿を見た。 病気になられる前の元気な姿を知っている私にはどうしてこんな姿になられたのかどうしても理解できなかった。あの厳しい、凛々しい人があんな老いた顔になったのか。まるで死神に取りつかれているようであった。 ところでその自分はうつ病とまったく無縁だったかと言うとそうではない。 ある朝、どうも体がだるく感じる。顔面神経痛でもないのに、まぶたがピクピクして引きつる。這うようにして朝ぶろに入った。湯風呂に浸かっているうち、すこしづつモチベーションが上がってきた。こんな状態が何日も続いた。 もしかして自分がうつ病になったのではと気づいた。インターネットでうつ病の症状を調べてみるとまさに当たっていた。 寿美花代さんは、夫のうつ病との闘病生活は底なし沼のような地獄だったと回想されていた。しかしあの彼女の明るい夫への献身が地獄から蘇らせてくれたと、高嶋さん自身が言っておられた。 私はお蔭さんで軽かった。誰にも知らせることもなかったが、私も妻の明るさと忍耐強さに助けられたと思う。 鬱は誰でもいつでもなる可能性のある病気である。その予防のためにも、あまり無理をしないこと。自分を大事にすることである。そして周りの人に対しても思いやる心を忘れないこと。責める心を押さえ、恕(ユル)す心で接することが大事ではないでしょうか。今年もいろんなことがあると思いますが山よりでっかい獅子は出ないです。明るく暮らして行きましょう。
by shikanko
| 2008-01-07 00:47
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