先週の初め頃からどうも体調が思わしくないので大国町で開業している私の従兄弟に看てもらった。
風邪の初期症状と言うことで漢方の薬をもらって帰った。 今日はもう一度看て貰って、ビシッと効く注射の一本でも打ってもらおうと、彼の診療所に電話をした。 そうすると、木曜日は午後の診療をやっていないという。休診の理由を聞くと、午後は在宅診療をしているという。 それを聞いて彼の父親を思い出した。彼の父も開業医だった。詳しく言えば大国町の診療所は彼が三代目だ。私の祖父が大正初めに開業したと聞く。 当時のことを良く祖母から聞いた。「夜間の救急はいつ入って来るかわからない。 患者さんから往診の依頼が入れば、真夜中でも人力車で出かけたものだ」と。また彼の父も夜間往診をしていた。 私から見る叔父は、学者のようで近寄りがたい人だった。しかし患者さん達からは、 やさしい人望家と慕われていたようだ。 三代目を継いでいる彼も在宅医療をしているという。 在宅医療と従来の往診とは違うと言われる。在宅医療の方が高度な医療とシステムがあるとも聞く。いずれにせよ、病んでいる患者を診る医者が、その患者の住む現場を見て接することが地域密着医療にとって一番大事なことだと思う。 とは言っても、医療の現場にいる方にとっては、言うは易し行うは難しの厳しい現状という。 続編がスタートした、吉岡秀隆の演ずるDr.コトーのドラマは、私たちに感動を与え、生きる尊さを教えてくれています。 私の従兄弟の彼が、Dr.コトーに見えてきました。ちょっと身内びいきでしょうか。 今日はここまで、ありがとうございます。
by shikanko
| 2006-11-03 19:32
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