突然の大雨に驚く天候不順な日が続いている。
先日久しぶりに御堂筋の銀杏並木道をぶらりと歩いた。 銀杏の木は梅雨の雨に濡れ緑色の葉がますます鮮やかだ。御堂筋の側道と歩道をまたぐように伸びている。自然の営みは人知れずおこなわれ、今は数少なくなった雌の銀杏の木には一杯の実がなっている。 雨が一時止み、厚い雲間の微かな切れ目から夏の強い日差しが射しこんできた。大きくそびえ立つ銀杏の木々がその日差しを優しく避けてくれる。その木陰にはさらっとすがしい風が吹き、しばし蒸し暑さを忘れさせ、一瞬安らぎの時間。忙しく行き交う人の顔がほっとして見える。 このごろ流行りのヨーロッパ風のオープンカフェにふっと入ってみた。 昼間にも関わらずビジネスマンやOLでにぎわっている。ガラス越しに御堂筋が見えるカウンターの席を見つけた。今読みかけている単行本を開け読みかけるが、どうもうしろの二人連れのビジネスマン風の会話が耳に入ってくる。なにか会社の不満をいっているようである。 「課長、あの数字はきついですよ。」「そやけどせんとあかん数字や」「そう言うても僕は納得できませんわ」 なにか厳しそうな会話が聞こえてきた。しばらく後ろの二人の会話を聞くともなく聞いていた。 いずこも同じ悩みを持って一生懸命頑張っているなあ思った。 外に出ると小雨が降り出した。そのまま小雨の中をしばらく傘も差さず歩いた。 何か体の中から元気が沸き上がって来るようで、清々しい気分になった。 たまには、ぼおっと御堂筋を歩くのもいいですよ。では 店主
by shikanko
| 2009-07-02 13:06
| 社長ブログ
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