しかん香ブログ
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レッドクリフを見て三峡下りを懐かしむ(平成21年4月18日)

レッドクリフと言えば昨年ヒットした日本人にも人気のある「三国志」の赤壁の戦いを描いた歴史アクション大作映画だ。先日テレビでこの映画を久しぶりに見て10年前に訪れた三峡下りを懐かしくおもいだした。
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その当時書いた旅行記を読み直して見ると今見る三峡くだりの眺めとはかなり違っている。と言うのも、当時はまだ三峡ダムが建設途中だったからだ。その時書いた紀行文を紹介しよう。

「関西空港から上海、そして中国国内線に乗り換え、約五時間の空の旅、たどり着いた町は重慶。中国の中で人口1500万を擁する大工業都市だ。この重慶はまた、長江と嘉陵江(ガリョウコウ)の合流する所でもある。

内陸の都市であるが一見香港と似た感じだ。町の活気も返還前の香港を思い出す。そしてこの町が三峡下りの出発地なのだ。
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港には瀬戸内海汽船を一回り小さくした旅客船が大勢の乗客を飲み込んでいる。
さあ船は汽笛を鳴らし出航だ。チベット高原を源流とする長江(揚子江)の下流は上海の河口へそして東シナ海に流れ込んでいる。

この三峡下りの見所はこの河の上流最後の約200キロの間の三つの峡谷である、懼塘峡(クドウキョウ)巫峡(ウキョウ)西陵峡(サイリョウキョウ)この峡谷を下る所である。

船上からその雄大な河の流れを見て揚子江の大きさに感嘆させられる。その流れ早いこと、台風が過ぎた後の土砂を多量に含んだ濁流ようだ。時速20~30キロで流れ下っている。

船上からのその眺めは「三国志」の赤壁の戦いが眼前に現れてくるようである。そして両岸の大峡谷の絶景は言葉に表せない。

中国の詩人、李白の詩がある


朝(アシタ)に辞(ジ)す 白帝 彩雲(サイウン)の間(カン)
千里の江陵(コウリョウ) 一日にして還(カエ)る
両岸の猿声(エンセイ) 啼(ナ)いて住まざるに
軽舟(ケイシュウ)己(スデ)に過ぐ 
万重(バンチョウ)の山

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この詩は彼が白帝城(劉備が諸葛孔明に遺児を託したと言われる最期の地)に別れを告げ千里離れた江陵に帰る舟上で詠んだ詩である。

まさにこの絶景の中に身を置いてはじめて李白の思いに酔わされる。
一睡の夢の後は、我らの客船は三国志の名所旧跡を巡りながら三峡下りも終盤に入ってくる。
今世界中が注目している三峡ダム現場が現れてきた。このダムは揚子江をせき止めて出来る巨大ダムである。その規模は黒部ダムの200倍と言われる。このダム建設に伴って120万人の住人が移転させられるらしい。

その完成によってこの悠久の歴史を刻む名所旧跡の多くは水没し、この三峡の絶景の眺めも大きく変貌するだろう。しかしこの旅の思い出はダムが完成された後も私の脳裏に残ることだろう。さようなら、長江!三峡下りの旅!」と閉じられている。
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この三峡下りの旅はその自然の雄大さと悠久の歴史に私を誘ってくれた。そして私を癒してくれた旅でもあった。人生は旅。頑張って歩いて行こう。映画はいいもんですね。ありがとう!
by shikanko | 2009-04-18 17:08 | 社長ブログ | Comments(0)

 

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